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コラム

お骨のゴミ箱イメージ

お骨をゴミ箱に持っていく時代?


 乱暴な見出しで何の事かわからないお話かもしれませんが、 ゴミ箱へ親のお骨を捨てる方が増えている傾向に有ります。
 このホームページをご覧の方はお墓を持つことをご検討頂いていると理解しておりますので、 あまり関係の無い話を書き込むことになりますが、 最近流行りの「永代供養」や「永代管理」を売りにしている 「合祀墓」「合同納骨堂」「合祀祭壇」と呼ばれるもの。 所謂、「合祀供養」について私の観点からみたお話をさせて頂きます。


「合祀供養」って?


 合祀供養とは、読んで字で見るその名の通り合同で祀り供養する事を指します。
 何を祀るか?ですが、お骨や遺品を納め、故人の供養をお願いする所なわけです。
 別にこの施設が有る事に対して問題が有るわけではないのです。
 絶家になってしまい、その家の出身者も他界してしまい 誰も見てくれる親戚縁者が居なくなってしまった身寄りのない仏さんや、 もともと身寄りが無く孤独に亡くなった方の受け入れ先として、 宗教や宗旨または地域によって解釈は違うかもしれませんが、 皆が同じように地域のお寺さんから供養を受けられる施設だと私は解釈しています。
 言わば、無縁供養の為に有るべきものだったはずです。  お墓やお寺で古い石塔の頭だけ並べている所を見られた事は無いでしょうか?「無縁塚」と 呼んだりしていますが、あの石塔の一つ一つに埋まってた仏さんが収まるべき所なんです。 (家のお墓を一つにまとめる際、それまでの古碑を整理して無縁塚に祀っている場合も多くありますが、 そういった場合、ほとんどのお家では自家にて供養されています。)
 または、大切な家族がよりよい環境で成仏できるように、 お骨の一部をいつもお世話になっている有りがたいお寺さんに預かって頂き、 より良い供養をお願いする為のものだったんではないでしょうか。


いつから現れた?ゴミ箱文化


 私は個人的主観で最近の合祀供養の事を「ゴミ箱」と呼んでいます。
 祀られている故人に対して非常に失礼な呼び方だという事は重々に承知の上なんですが、 実際に見ていて感じる事がそれと同じなのでそう呼んでいます。
 「○○さんところも持っていたらしいから。」 「あそこに持って行けば安く供養してもらえるから。」 「後の面倒もうちでは見れないし。」 等と言いながら、別に今すぐにお参りなど出来なくなるわけでもないのに、 周忌で目処を付けたりとか、早めに自身の親のお骨を合祀供養へ持って行き、 他人任せにしてしまう傾向があります。
 近年の宗教離れからくるものなのでしょうが、 故人への想いとともに扱い自体が軽くなってしまっているようです。



お骨を預けてスッキリ爽快


 「あそこに預けてきた。」と、スッキリした表情で家族の遺骨を預けたお話をお聞きする事が増えてきています。 こういうご家庭の場合、お聞きする所によると預けた場所へそれ以降は出向かないケースが多いようです。
 悲しい話ですが、身内のお骨が手元に有ったり、近くに置いていると邪魔になる感じの方が増えてきているようです。


帰らないお骨


 お骨を預けた方の中には、何年かたった後に考え方や方向性が変わり、 お墓を建てようとお骨の返還を求める方もいらっしゃいますが、 時すでに遅しで他の家のお骨と混じってしまった後で自家のお骨の所在が解らず、 お骨の返還を諦めざるを得ない方も多くいらっしゃいます。
 合祀供養の場合、何年間か個別で保管して一つの穴に骨壺からガサッとあけて混ぜてしまう事も多いので、 管理者が遺族にお骨を返してあげたくても返せないケースがほとんどです。
 もちろん、お骨を預ける際にそういう説明は受けているはずですが、 聞いた側は忘れてしまっていてトラブルになる事も稀にあるようです。 が、自業自得としか言いようが有りません。
 

ありがたき永代供養


 自分が面倒見れないお骨を一回の支払いで手厚く祀って頂けると思われる方には良い施設なのですが、 はたしてそうでしょうか?
 他人のお骨を預かってわずか何万円か何十万円で末代まで大事に扱えるところって素晴らしいですが、 「自身がもしそういう職業だったら?」と考えてみてください。
 何百、何千件もお骨を預かると一軒一軒大事に供養するなんて相当です。
 何百、何千、場所によっては何万、何十万の故人を祀るところでまとめて拝んでもらい、 家族も訪れることなく、訪れたとしてもどこにお骨が有ってどれが自家のお骨かわからないのに、 何に対して手を合わせているのか・・・。みたいな供養。
 定期的に拝んで頂けるところが多く、本当に有りがたいです。と、預けた方に心から言って頂きたい。


現代的「情」の変化


「どうしても」という理由が有ったとしても、 親のお骨を手放すなんてことはもう少し考えてからにして頂きたいものですが、 不思議な事に親のお骨を平気で合祀供養にお願いするような家庭において、 飼い犬が死んだ時の悲しみのほうがが大きく、お墓まで購入したなんて話も聞きます。
 最近の葬儀の際、たまに見る光景なんですが、 その方の身内である故人の遺体を見れない方も増えてきてますね。 「気持ち悪い!」「怖い!」等と平気で聞こえる大きさの声で言ってしまい、 棺桶に移す際も自分の子供には触らせないという人もいます。 とんでもないと思う事ですが、実際に有る話です。
 もし、不意の事故や病気などで自身の子供が自分よりも先に亡くなった時、 同じように思えるもんでしょうか? まだ私の周りではそのようなケースを聞いてないのですが、 親の亡骸は早く処分したいが、子は手元に置いておきたいなんて言う人を変に思うのは私だけでしょうか。  宗教的に行うべき供養の形なんて、所詮人の考えた事ですので どうあるべきとかは無いのかもしれませんが、 「身内の遺骨って、そんなに邪魔で迷惑なの?」と私は思います。


親の遠慮、子の放置

 「子供に迷惑をかけれないから。」と、 自身の連れ合いのお骨を合祀供養へ持って行かれた。というお話を耳にします。
 また、「親がそう言ってるから。」と、それを傍観しているというお話も聞きます。
 なぜ、お互いにそうしてしまうのか。本人にしかわからないお話ですが、 お墓を建てようか合祀供養に預けようか検討中。みたいなご家庭にお邪魔した際、 お家の方それぞれにお話を聞いてみると、「預けずに手元で置いておきたい。」と 言われる方のほうが多かったりする場合があります。
 親子だけではなく孫世代までお話を聞いてみると、 意外な所からの意見で皆さんの心が動かされることが有ったりもするので、 「関心なさそう。」で家族会議から外すのではなく、 取り返しのつかなくなる前に正直に意見を言い合う場を持たれる事をお勧めしています。


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